妻夫木聡「Get Ready!」2ケタ発進も…ブラック・ジャックに酷似で視聴者ドッチラケ
日曜劇場の医療ドラマといえば、18年4月期の「ブラックペアン」や、21年7月期の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」など人気作を輩出してきた。特に「TOKYO MER」は今年4月から劇場版が上映予定されているほど、人気が高い作品だ。
そんな日曜劇場の久々の医療ドラマだけに、期待値が高く、それが初回の視聴率2ケタ発進に繋がったといえるが、その反動で視聴者の落胆が大きかったことがうかがえる。
「生きる意味を問うヒューマンドラマと銘打たれていますが、金持ちを対象にした命を選別をしているだけで、さほどテーマに重みがないと思った視聴者もいるようです。最新機器を取りそろえたオペ室ということでオペ室はSF的な作りの割に、政治や大病院の持つ既得権益を責めるようなリアルさもあり、リアルかファンタジーか、イマイチどちらにも振り切れない印象です」(ドラマ制作会社関係者)
また主人公の設定が「多額の報酬と引き換えに命を救う天才外科医」であることや、名前が波佐間(はざま)永介であること、髪の色が黒と白であることから、手塚治虫による「ブラック・ジャック」に酷似しすぎていることも、チープさを誘発している要因のようだ。ブラック・ジャックの本名は間黒男 (はざま・くろお)。