「Get Ready!」vs「警視庁アウトサイダー」“師弟対決”が見ものだが…視聴率伸び悩みのナゼ
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「今の10代、20代の若者に小ネタは受け入れられないでしょうね」とこう続ける。
「そもそも動画を倍速視聴する“タイパ重視”の若者にとって、大してストーリーとは関係のない遊びの部分は理解不能というか、邪魔としか感じないでしょう。それにコロナ禍と物価高に苦しめられ、クスッと笑う余裕すらないというのが現実なのかも。日々の暮らしで精いっぱいの若い世代には、“師弟コンビ”の作風は受け入れ難いのかもしれません」
「Get」と「警視庁」が楽しめるのは、物心ともに、まだ余裕がある証拠とも言えそうだ。
「確かに『Get』も、《寒い》《ダサい》なんて酷評する向きもありますが、あれだって新しい形態の“戦隊モノ”だと思って見れば、かなり豪華な配役ですよね。妻夫木さんに藤原竜也さんに松下奈緒さんが出ている戦隊モノって、すごくないですか。そういう意味で、私は『警視庁』より『Get』の方が楽しめていますし、師匠の堤氏に軍配を上げます」(山下真夏氏)
「Get」が新しい戦隊モノかどうかはさておいて、リアリティーがどうだこうだと重箱の隅をつつきながらドラマを見ていてもナ~ンも楽しくない。
さて、師弟対決の行方やいかに。