「Get Ready!」vs「警視庁アウトサイダー」“師弟対決”が見ものだが…視聴率伸び悩みのナゼ

公開日: 更新日:

 ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「今の10代、20代の若者に小ネタは受け入れられないでしょうね」とこう続ける。

「そもそも動画を倍速視聴する“タイパ重視”の若者にとって、大してストーリーとは関係のない遊びの部分は理解不能というか、邪魔としか感じないでしょう。それにコロナ禍と物価高に苦しめられ、クスッと笑う余裕すらないというのが現実なのかも。日々の暮らしで精いっぱいの若い世代には、“師弟コンビ”の作風は受け入れ難いのかもしれません」

「Get」と「警視庁」が楽しめるのは、物心ともに、まだ余裕がある証拠とも言えそうだ。

「確かに『Get』も、《寒い》《ダサい》なんて酷評する向きもありますが、あれだって新しい形態の“戦隊モノ”だと思って見れば、かなり豪華な配役ですよね。妻夫木さんに藤原竜也さんに松下奈緒さんが出ている戦隊モノって、すごくないですか。そういう意味で、私は『警視庁』より『Get』の方が楽しめていますし、師匠の堤氏に軍配を上げます」(山下真夏氏)

「Get」が新しい戦隊モノかどうかはさておいて、リアリティーがどうだこうだと重箱の隅をつつきながらドラマを見ていてもナ~ンも楽しくない。

 さて、師弟対決の行方やいかに。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末