追悼・笑福亭笑瓶さん 大病の末にたどり着いた「五感」の境地と周囲への気遣い

笑福亭笑瓶さん（Ｃ）日刊ゲンダイ

「ご自分が大病した直後なのに、周りの健康を心配してくださる優しい人でした。『飲みすぎはダメですよ』『夜中に小腹がすいた時にこっそり食べる米や麺は、量を半分にするんですよ』と、いろいろアドバイスをくれました。ご冥福をお祈りします」

■「人生は愛」

　笑瓶さんはゴルフ好きで知られ、ゴルフ番組やプロアマ戦の常連であった。本紙連載「もう一度やってみたいあのコースあのホール」にも2012年に登場、あのセントアンドルーズのニューコースでイーグルを取ったことがあると話してくれたこともあった。

　やはり「東京マガジン」の盟友、清水国明（72）によると、最近またゴルフ練習場に足を運ぶようになっており、笑瓶さんは「球、当たらんわ」としつつ、「そろそろ、行こうね」とコース復帰を楽しみにしていたという。

「噂の！東京マガジン」は26日の放送分を変更し、追悼企画「笑瓶さん！ありがとう 笑顔と優しさの全記録」を放送する。生前、テレビで「人生は愛」との人生訓を披露したこともあるというが、まさに愛し愛された人生だったに違いない。