性加害問題を直視できない“ジャニヲタ”の心中…キンプリ“ミリオン達成”後押しの集結力にも
■SMAP解散報道ではキムタク擁護のスポーツ紙に矛先を向ける
「SMAPの解散が噂された頃、スポーツ紙は事務所寄りで、残留の意向を示した木村拓哉を好意的に扱った。一方、独立を"画策"したといわれる中居正広や稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾はネガティブに報じた。中立公正であるべき報道機関なのに、"事務所の代弁者"と思われても仕方のないような記事が並んでいました。しかし、その報じ方に違和感を持ったファンがSNSなどで声を上げたことで、今ではスポーツ紙もジャニーズ寄り一辺倒の報道をしづらくなった。今回のジュリー氏の謝罪動画について、『スポーツニッポン』は厳しい論調で書いていましたが、昔なら考えられないでしょう。SMAPの解散報道が潮目となったのは間違いありません」(同)
良い面が見られたSMAPの件と違い、今回のジャニー氏の性加害報道については"ジャニヲタ"の負の側面が露わになっている。
「告発者を否定するファンの中には『自分の推しを育ててくれたジャニーさんがそんなことをするはずがない』という気持ちがあるかもしれない。しかし、20年前に裁判でジャニー氏の性加害は認定されています。今回の告発者たちの証言も具体的で嘘とは全く思えないし、複数の被害者がいるわけです。『そんなことをするはずがない』は願望であり、今回の告発を否定する根拠にはなりません。信じたくない心理はわかりますが、SNSにジャニー氏を肯定するようなことは書き込まないほうがいい。どんどん、一般人からジャニーズファン、いわゆる"ジャニヲタ"というカテゴリーが疑問を持たれるようになり、引いては"推し"にもマイナスになりますから」(前出の芸能関係者)
ネットで発信するジャニーズファンには、功もあれば罪もある。ジャニー氏の性加害問題について感情で突っ走るのではなく、もう少し理性的になったほうがいいかもしれない。