市川猿之助にのしかかる賠償金地獄…映画「緊急取調室」公開中止なら20億円請求の可能性
「スーパー歌舞伎」も違約金が発生するか?
一方、今月3日からスタートした歌舞伎座での公演「六月大歌舞伎」の、「傾城反魂香」(昼の部)で同門・澤瀉屋の市川中車と共演する予定になっていたが、幸いにも歌舞伎の演目においては違約金などは請求されないという。
「むかしから代役という保険制度があるからです。病気やケガになった時の互助組織です。もちろん心中までも想定しているわけではありませんが……」(梨園関係者)
しかし、梨園関係者を心配させているのが澤瀉屋にとって唯一無二の十八番であるスーパー歌舞伎の演目だという。来年2月から新橋演舞場において「スーパー歌舞伎Ⅱ 鬼滅の刃」が予定されているからだ。
「猿之助が主演かつ総合演出を兼ねているんです。果たして誰がこの大役を担うのか、あるいは演目を変えるのか。このスーパー歌舞伎に至っては違約金が発生する可能性も否定できません」(梨園関係者=前出)
現在、警視庁の取り調べに応じている猿之助だが、自慢の骨董品を処分しただけでは到底、カバーできない金額がのしかかる可能性がある。