ネガティブな部分も…エルフ荒川が全力で自分と向き合ったギャル哲学
「自分のことが可愛くないと思い続ける日々で、全部容姿のせいだと思ってしまいました。嫌なことがあったら、私がブスやから、と思ってしまった」(講談社「mi-mollet」23年1月17日)
大阪出身でお笑いが身近だったため、お笑い芸人を目指し、NSCに入学した。そこで荒川はギャルを“封印”する。
「私は中川家さんに本気でなりたいと思って入ったから。ギャルとか女の子らしいことはしたらアカンと思って入ってきてるから、『キャー!』とか言いそうなとこ、『やめろや』とか言ってたんですよ、初め。でもそれがしんどくて」(朝日放送「やすとものいたって真剣です」22年8月11日)
だが、蛙亭のイワクラら先輩たちが「そのままの荒川がおもろいやん」と言ってくれ、「自分でいいんや」と少しずつ気づいて、どんどん「自分」になっていったという(「ハフポスト」=前出)。
「ギャルとは何か、についてずっと考え続けている途中なんです。ギャルって、もはや哲学の領域」(講談社「mi-mollet」23年1月18日)と笑う荒川が出した、ひとつの答えが「自分に嘘つかんと、自分の心見てこー」という精神。優しさや素直な気持ちがあれば、岡本太郎や太宰治も性別関係なく「ギャル」だと言い放つ(ABEMA「2分59秒」22年4月28日)。
彼女はネガティブな部分もさらけ出すのがギャルだと考える。全力で自分と向き合い続けたから、エルフ荒川は前向きでいられるに違いない。