著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

関水渚は柔らかい役柄とも好相性 「王道ヒロイン」の魅力も持つ

公開日: 更新日:

 関水渚は、まだ一般的には「誰もが知っている」というところまでの知名度はないが、コアな支持を得ている女優だ。

 出演したドラマ映画を見た人をとりこにする演技ができる彼女は、女優としてのイメージを色にたとえるなら、深い群青色。彫りが深い、野性味を秘めたビジュアルも持ち味となっている。

 学者の中に異論もあるようで最近はそういう分類をあまり聞かなくなったが、縄文顔/弥生顔で言えば、関水渚は縄文顔で、同系統のルックスの女優には今田美桜広瀬すず・松下奈緒らがいる。

 同じ縄文顔タイプでも、広瀬すずの場合は、初期は爽やかな王道ヒロインの役が多かったが(唯一の例外作は李相日監督の映画「怒り」)、最近は力強い演技も見せるようになってきた。

 反対に関水渚は、今まで力強い役柄が多かったが(「八月は夜のバッティングセンターで。」「元彼の遺言状」はともに気が強い女性の役だった)、花王「キュレル」のCMが示しているように、柔らかい役柄との相性もよく、王道ヒロインの魅力も持っている。今後は爽やかで透明感がある役柄が増えて、幅広い層に愛されるヒロイン女優になるはずだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか