ジャニーズへの追及は「記憶にない」と言い張る東山紀之の記憶が戻るまで続く

公開日: 更新日:

 ジャニーズ側は10月10日、NGリストは事務所の了解をとらないまま、運営するコンサルティング会社が独断で作成したものだと公式サイトで説明した。だが、そんな言い分を信じるのは狂信的なジャニーズオタクしかいない。第一、言い分があるのなら、堂々とメディアを集めて直接言えばいいではないか。それだけ後ろめたいのであろう。

 さらに驚いたのは、やはり公式サイトで、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数ある」から、報道機関は告発している人間の言い分をうのみにして垂れ流すのではなく、十分検証しろよと言い出したことである。

 確かに便乗して一儲けしてやろうという魂胆のやからはいるに違いない。

 だからといって、これまでの報道の大筋が間違っていたわけではない。追い詰められた側が相手の瑕疵を見つけて言い募る、よくある手法である。

 マスコミと対立するなどとたわけたことを言う前に、ジャニー喜多川の魔の手がどこまで及んでいたのか、東山はもちろん、キムタクや嵐、他の有名グループにも聴取して、結果を公表すべきだ。彼らの多くが「記憶にない」と答えるにしても。(文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動