小林涼子に“元カノ”を演じさせたら日本一! 10クール連続で連ドラ出演中
元カノ役は物語の途中から登場することも多く、出てきただけで「ヨリが戻って。この女性に取られてしまいそう」と視聴者をざわつかせることができる完璧なビジュアルと表現力が求められる。その条件を満たし、ミステリアスな魅力を秘める小林涼子が演じると説得力があり、元カノ役のオファーが多い理由になっているのだろう。今秋も得意の元カノ役で、期待が高まる。
彼女が17歳だった頃に雑誌の取材でインタビューして「10年後の自分」を聞くと、「色に染まらずに、どんな役もできる透明な女優になっていたら、うれしいです。そうなりたいな」(「月刊Audition」2007年9月号)と話していた。それから10年以上が経過して、目指していた自分をちゃんと実現させているのが凄い。
かつてはメインの役に羨ましさを感じていた時期もあったようだが、彼女が演じるサブキャラには、主役に負けない宝石の輝きがある。さらに助演の道を突き進めば、通算登板1002試合(うち救援1001)のNPB記録をつくった“中継ぎ投手のレジェンド”岩瀬仁紀(元・中日)にも通じる、“サブキャラ女優のレジェンド”への道が見えてきそうだ。