著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

小林涼子に“元カノ”を演じさせたら日本一! 10クール連続で連ドラ出演中

公開日: 更新日:

 元カノ役は物語の途中から登場することも多く、出てきただけで「ヨリが戻って。この女性に取られてしまいそう」と視聴者をざわつかせることができる完璧なビジュアルと表現力が求められる。その条件を満たし、ミステリアスな魅力を秘める小林涼子が演じると説得力があり、元カノ役のオファーが多い理由になっているのだろう。今秋も得意の元カノ役で、期待が高まる。

 彼女が17歳だった頃に雑誌の取材でインタビューして「10年後の自分」を聞くと、「色に染まらずに、どんな役もできる透明な女優になっていたら、うれしいです。そうなりたいな」(「月刊Audition」2007年9月号)と話していた。それから10年以上が経過して、目指していた自分をちゃんと実現させているのが凄い。

 かつてはメインの役に羨ましさを感じていた時期もあったようだが、彼女が演じるサブキャラには、主役に負けない宝石の輝きがある。さらに助演の道を突き進めば、通算登板1002試合(うち救援1001)のNPB記録をつくった“中継ぎ投手のレジェンド”岩瀬仁紀(元・中日)にも通じる、“サブキャラ女優のレジェンド”への道が見えてきそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された