鈴木亮平「下剋上球児」は視聴率低迷…弱小野球部ドラマ“ヒット起爆剤”は「ROOKIES」にあり
29日夜に放送された、俳優の鈴木亮平(40)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「日曜劇場 下剋上球児」の第3話の平均世帯視聴率が9.2%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5.7%。
弱小の高校野球部を通じて、学校教育や家族が抱える問題などを描いていくヒューマンドラマなのだが、SNS上では《今一つ入り込めない》《主役は野球部員なのか、それとも南雲先生の家族なのかが分からない》といった声も少なくないようだ。
弱小野球部の部員が甲子園を目指す大ヒットドラマといえば、真っ先に思い浮かぶのは2008年にTBS系で放送された「ROOKIES」だろう。市原隼人(36)や佐藤健(34)ら豪華メンバーが出演し、仲間との衝突などを経て成長していく物語だった。
「ROOKIES」では、それぞれの部員の個性が際立っていた(キャラ立ち)ため、視聴者もハラハラドキドキ感を得やすかったのだが、「下剋上球児」の場合、小日向文世(69)演じる大地主の犬塚樹生が突然、空き地にグラウンドを造成し始めたり、鈴木演じる南雲先生が「教員免許を持たずに高校教師していたことをカミングアウト」したりと、野球や部員以外の話に時間が割かれる場面が少なくない。