中村獅童3歳次男の「両手小指欠損」公表に共感の輪…「私たちにとっても光」とは当事者の会担当者
「生まれたときから、両手の小指が欠損しています」
13日、次男である小川夏幹くん(3)の障害を公にしたのは、歌舞伎俳優の中村獅童(51)。生まれた直後に次男に障害がわかり、「これからどんな人生を歩んでいくんだろうなと思った時に、最初はやっぱり泣きました」と戸惑いを隠せなかったことを明かした。ただ、夏幹くんが自ら歌舞伎役者の道へ進むことを決意したことから、獅童としては迷いつつも「歌舞伎役者として、見えてしまいますから。指がないということは隠せる部分ではない」と今回の公表に至った理由を明かした。
獅童は「なんとなく普通に見える手術を2回」したと説明したが、夏幹くんの障害は決して珍しいものではないという。四肢障害を持つ当事者の親たちが結成した「先天性四肢障害児父母の会」の担当者がこう言う。
「夏幹さんは手術されたそうですが、中には手術をせず、そのまま生活している子供たちも多くいます。生まれ持った身体、それが普通、当たり前なんですよね。私の娘も右手が欠損した状態で生まれてきましたが、彼女なりに工夫して今は自立して生活しています。親は心配するのは当たり前ですが、本人たちは親が思うほど負担に感じず、ちゃんと生活している。中村獅童さんの公表は私たちにとっても光です。でも子供の障害に直面することは親にとっては大変なこと。もし、四肢欠損で悩まれている方がいらっしゃればいつでも連絡をいただければ」