北村匠海「幽☆遊☆白書」実写版が大ヒット! “記録を出す男”の価値を押し上げる「時代の風」
21年には、人気漫画「東京リベンジャーズ」の実写版で主役に抜擢。「るろうに剣心 最終章 The Final」が持っていた同年の累計動員、実写作品の興行収入を抜いてトップに立った。歌手と役者の両方で記録を刻んだ北村。「時代とマッチングできたのが勝因」と、エンタメライターの伊藤雅奈子氏は分析する。
「『猫』は、コロナ禍による自粛期間中で、配信番組が軒並み伸びたタイミングで公開したのがメガヒットにつながった理由。“一発撮り”という新たなジャンルの第一人者だったことも、人気を後押ししました。俳優としては、映画『君の膵臓をたべたい』で新人俳優賞を総なめ。箔が付いたあとに、『東リベ』『幽☆遊』という大人気コミックの実写版に恵まれたため、そのサクセスロードは完璧でした」
「幽☆遊☆白書」ではアクション俳優としてのスキルの高さを見せ、DISH//では歌唱力が折り紙付き。今年は3本のドラマと4本の映画に出演した“記録を出す男”。時代の風を掴んだ北村のグローバル化は止まらない。