元「L⇔R」ギタリスト黒沢秀樹さん 兄・健一さんの死から7年…心に穴も「モヤモヤを抱えたまま生きていくしか…」
■47歳で結婚&第1子誕生
子育ては若くても大変だが、47歳で結婚、第1子誕生とはちょいと遅め。シンドイだろう。
「妻とは結婚の前年、演劇動画作品の制作で知り合いました。それまで、僕は次男だし自由に生きよう、子どもはもたなくていい、と思っていたのですが、その年の12月に兄貴が亡くなった。できるなら苦労してきた母親に孫の顔を見せてあげたい、という気持ちが生まれました。父は1男6女の末っ子で、母は大家族のなかで苦労して僕ら3兄弟を産み育てたのに、僕ら3兄弟には子どもがいなかったんです」
初孫誕生に、もちろん母親は大喜びだったとか。
さて、茨城県日立市出身の秀樹さんは、幼い頃から2歳上の兄・健一さんや、いとこの影響で洋楽に親しみ、中学3年になるとギターに夢中に。
兄が都内でバンド活動を始めると、秀樹さんは高校在学中からライブのヘルプに入り、高校卒業後上京。91年、「L⇔R」でデビューすると、94年「HELLO, IT'S ME」がポッキーのCM曲に、95年に「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」が連続ドラマ「僕らに愛を!」(フジテレビ系)の主題歌になり大ヒットした。