元「L⇔R」ギタリスト黒沢秀樹さん 兄・健一さんの死から7年…心に穴も「モヤモヤを抱えたまま生きていくしか…」

公開日: 更新日:

黒沢秀樹さん(元「L⇔R」のギタリスト/53歳)

 1995年、「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」がミリオンセラーを記録した3人組バンド「L⇔R」。ボーカル黒沢健一さんが2016年、48歳の若さで脳腫瘍で亡くなったニュースは衝撃だった。健一さんの実弟で、「L⇔R」でギターを担当していた秀樹さん、今どうしているのか。

 ◇  ◇  ◇

「22年12月までで、ライブ活動はいったんお休みしています」

 JR渋谷駅そばの喫茶店で会った秀樹さん、まずはこう言った。

「それまでの10年は、ソロ活動と裏方を半々ぐらいでしていました。ソロ活動としては東名阪でツアーやって、8月のバースデーやクリスマスにもライブをやって。17年に結婚し、18年に長男が生まれてからは、裏方としてプロデュース業にも力を注いでいました。ハードワーク続きで、帰宅は毎日午前2時とかでした」

 それを一変させたのが、20年に世界中で広まったコロナだった。

「僕らのやっている音楽などエンタメは不要不急といわれ、業界の動きが止まってしまいました。ただ、外出できない期間、子どもと向き合うことができました。育児って、自分の時間が持てず大変ですが、“初めて”にたくさん立ち会えたり、本当に面白い。それで、子育てや発達心理学の本を買って読むうち、幼少期が人生の土台になると知り、子どもと向き合う時間をきっちり取りたい、と思ったんです。幸い、時間が自由になる職業なので」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  1. 6

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  5. 10

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…