芦原妃名子さん死去、「セクシー田中さん」脚本めぐり…TV局の傲慢と原作者“軽視”また浮き彫り

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 実際、同局で2008年ドラマ化された「おせん」も放送開始後、同作の漫画誌での連載が一時休載。原作者のきくち正太氏は、ドラマについて、漫画家にとって子供のような作品を嫁に出して「幸せになれるものと思っていたら、それが実は身売りだった」と雑誌のコラムで明かしている。

 1997年にフジテレビ系で放送されたドラマ「いいひと。」の原作者・高橋しん氏もドラマ化の条件が改変されて、原作ファンに切ない思いをさせたことに責任をとって連載終了に至ったと、単行本最終巻のあとがきに綴っている。

 また、フジテレビで映画化とドラマ化した「海猿」の作者・佐藤秀峰氏が2012年に自身のSNSで、同局のスタッフがアポなしで取材に訪れたり、「海猿」の関連書籍を契約書なく販売していたことなどをあげて、絶縁宣言していた。その後、和解したが、17年の契約終了時に「今後、テレビやネットで放送、配信されることは永久にありません」と報告。テレビ局の実写化トラブルは、数十年前から問題になっていた。

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