キダ・タローさんの楽曲創作「すぐ出来ます。ひらめき言うんかな」を詳しく伺うと…
今の政治家の皆さんに聞いてもらいたいことを番組の中で、楽屋で、スタジオの隅で折に触れて教えてくださりました。
楽曲創作についてお尋ねすると、「すぐできます。ひらめき言うんかな……」。詳しく伺うと、「CMでは数秒でもたいがい3番まで歌詞があるんですよ。その歌詞をもらって、締め切りの前の晩に初めて読みますねん。最初の3行がひらめいたら出来上がり。そのまま寝て、翌日の締め切りまでにひらめいた部分とそのあとは流れ作業で譜面に書くだけ」「怖くないですか? もし、ひらめかなかったら」「そんなこと考えだしたら怖おうて作れませんやんか! 俺はできんねん! ひらめくや! て言い聞かせてますがな(笑)」。そのひらめきの根本は、「ここの社長はどんなふうに強調したんやろ? て、自分が社長になった気持ちで向きあうことですね。(漫才の)ネタもそう違う? パッとひらめく時があるでしょ」「僕はたまにしかないですけどありますね」「追い込んだらもっと出てきまっせ(笑)」。
今からでも大阪府の「指定無形文化財」に登録していただきたいです。関西人の皆さんから「わざわざそんなことせんでも心の中に残ってるがな!」とお叱りをうけるかもしれませんが、先生の功績を公的にも称えていただきたいと個人的に思っています。
先生、たくさんの「子どもたち(楽曲)」をありがとうございました。