ルー大柴の適応力は素晴らしい 関西生トーク番組に初出演後「怖い番組だね~」とニヤリ
初めてお会いしたのは30年近くも前でしょうか。アデランスのCM「トゥギャザーしようぜ!」でブレークし、東京の番組ではよく見かけていました。日本語と英語をチャンポンにした“ルー語”で人気を博していましたが、共演者と噛み合わない独特のキャラクターが「大阪で合うやろか?」と関西のプロデューサーは危惧していました。何の根拠もありませんでしたが、なんとなく“律義そう”に感じていた私は「お試しに一度だけ呼んでみましょう」と“オーディション感覚”でトーク番組のゲストにブッキングしました。
番組は落語家の桂南光さんが司会を務める月~金帯の情報番組「痛快!エブリデイ」(関西テレビ)の月曜日「男がしゃべりでどこが悪いねん!」という男性タレントが1週間のニュースを好き勝手に斬りまくるトークの日。あの大竹まことさんから、週刊誌のコラムで「日本一の生トーク番組」とお褒めを頂いたこともあるコーナーです。個性あふれる関西芸人に対して、ルーさんがどんなからみをされるのか楽しみでした。
本番当日、きちょうめんにひとりひとりに挨拶をされ、構成の私に「どういう立ち位置でいけばいい?」と聞かれたので「みなさん好き勝手にしゃべられますんで、ルーさんの思うようにやってください」「フリーポジションでいいの?」「まったくフリーでお任せします」と雑談のような簡単な打ち合わせを終えて本番へ。