カンニング竹山は違ったが…番組レギュラー出演者が「干される」ことはある? 元テレビPの識者に聞いた
■局の「自主規制」的に出演を控えてもらうという事例はあったか
とはいえ、「特定の出演者、それもレギュラーや準レギュラーを何らかの権力に忖度してキャスティングから外す」などということは起こりうるか。元毎日放送プロデューサーで同志社女子大学でメディアエンターテインメントを研究する影山貴彦教授は、今回の件ではなく一般論として、こう指摘する。
「何らかの権力に忖度して出演から外すことがあるか否かですが、これは必ずしもないとは言えないのがテレビ業界だと思います」
竹山はそもそも「アッコにおまかせ!」では月1出演程度の準レギュラー。竹山は7月1日放送のラジオ番組「くにまる食堂」(文化放送)で、「出ないですよ。もともと僕、月1だから」「そもそも、今週出ない」と、6月30日に出演予定はなかったと説明していた。
影山氏は「この度の竹山さんの件については、彼自身が仰るとおり、忖度による出演自粛ということはないと思います」としつつ、仮に世間一般で言う「出演者が干される」という状況が発生する場合として考えられるシチュエーションを説明した。