即興コント番組「そのコントやってみます」が今、必見の理由 リアリティーを生み出す経験値の高さがカギ
その後も、平子や岩井らが若林を必死でフォロー。しかし、そのすべてが犯行を裏付ける情報となっていく。突如泣き崩れ、自供する若林。まるで火曜サスペンスのような展開となり、澤部が「それ、最初に言ってたやつ!」と叫びラストを迎えた。
「開演まで30秒!THEパニックGP」(日本テレビ系)や「オドオド×ハラハラ」(フジテレビ系)の「アドリブでストーリーを作ろう“あいうえお芝居”」も大枠は同じだが、2番組はスピード感ある展開で見せるショートコント、ゲーム性の高さが持ち味だ。
それに対して「そのコントやってみます」は、3つのお題を客席からもらい即興で落語を披露する「三題噺」、観客からお題をもらって場所や人間関係、職業といった設定をその場でつくりながら演じるアメリカ生まれのコメディージャンル「インプロ」を組み合わせたものに近い。
6月27日の「ハライチのターン」(TBSラジオ)放送後に配信されたアフタートークで、澤部が語ったところによると、若林や平子らが「時代劇の撮影現場」(配信のコント)について話し合い始めて間もなく、酒井が白髪のカツラなどの小道具を漁り出し「パッと見たら、本当にベテラン音声さんとして仕上がってた」らしい。