川口ゆりアナ「男性の体臭が苦手」投稿は問題意識の欠如か、契約解消は過剰か…SNSで「べき」論法の是非
これに対し、芸能プロ社長は続けて「6年前の投稿は持論でしかなくても、美容整形クリニックやエステサロンがクライアントなら反感は買います。事務所も、小さく注意していたのではないでしょうか」と推察した。川口アナが問題意識を欠いていたのか、契約解除した所属事務所の判断が行き過ぎなのか。元宮崎放送アナウンサーで、芸能リポーターの平野早苗さんはこう言う。
「契約解除との報道には驚くとともに、過剰反応とも取られかねない措置をしなければならない世の中になってしまったのかと、考えさせられました。発言の背景や真意はわかりませんけれど、言い方という面はあったかもしれません。私はこう思うから、あなたもこうして、というのはどうだったのでしょう?」
そしてこう続けた。
「たとえば昔ニンニクの匂いが苦手でした。今は大好きですけど、当時はニンニクを食べた人が近くにいると一瞬息を止めたりしたものです。でも、だから食べないでとは言えませんよね。香水だってTPOがあって、食事の時にきつい香りの人がいると、ちょっと困りますけど、何かの理由があってそうしている可能性もゼロではないし、一概につけないでとも言えません。自分の感じ方は伝えても、だからこうあるべきと言う論法はすこし強引なのですね。たかが言葉、されど言葉。誹謗(ひぼう)中傷の意図はなくても、誰かを傷つけてしまう表現もある事を意識しないといけない時代になってるのかもしれません。何事も萎縮してしまう気もします」