二宮和也が海外進出する必然…「ブラックペアン2」今期ドラマ独走、嵐もアジアで超人気
「しかし、嵐の人気は海を渡って浸透しています。1999年のデビュー記者会見をハワイで開き、15周年アニバーサリーだった2014年には2日間にわたってコンサートを開催したことから、嵐=ハワイのイメージが強いのですが、グループの関係性ではアジアのほうが濃いんです」(伊藤氏)
事実、06年9月から11月に、グループ初のアジアツアーを台北と韓国・ソウルで実施。ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)にとって初の韓国単独公演だった。08年には台北、ソウル、上海で2度目のツアーを実現。10年から活動を休止した20年末までは日本航空のテレビCMに出演していたため、メンバーが飛行機のボディーに塗装された“嵐ジェット”が就航。ハワイ、デリー、台北、香港、ホーチミン、北京、シンガポール、香港などへ運航された。さらに、デビュー20周年だった19年にはSNSとサブスクリプション型(定額制)ストリーミング配信を一斉に解禁。初のデジタルシングルもリリースして、世界的知名度をさらに高めた。
「こうして時間をかけた積み重ねが、今後の俳優人生を左右するでしょうね。『ブラックペアン』が最終回を迎えると同時に、10月期からは冠レギュラーの『ニノさん』(日本テレビ系)がゴールデンタイムに昇格。来年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合ほか)では朝ドラデビュー。昨年は、出演した『VIVANT』がネットフリックスで190以上の国と地域で配信されているだけに、このタイミングで再びアジアに赴くことでビジネスチャンスがグンと広がる。この先の『ブラックペアン』いかんによっては、海外ドラマ出演の可能性も引き寄せるでしょう」(前出の伊藤氏)