フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗
秋に大幅改編は必至
8時14分スタートという奇策も通じなかった。
同時間帯で世帯視聴率トップの前番組「めざましテレビ」(フジ系)の放送を14分延長して、「サン!シャイン」に人気を引き継ごうとしたが、まったく効果はなかった。
「民放は朝8時にNHK朝ドラに視聴者をドッともっていかれ、朝ドラ終わりの8時15分から少しずつ戻ってくるのですが、フジからは行きっぱなしか、そのまま『モーニングショー』や『ZIP!』に流れてしまうんです」(民放ワイドショー関係者)
たとえば、4月16日で見ると、7時55分までは「めざましテレビ」が視聴率トップだが、8時に朝ドラと逆転し、8時15分以降は「モーニングショー」が圧勝、「サン!シャイン」は2%台まで落ちて、定位置の情報番組最下位になってしまった。8時14分スタートは「モーニングショー」に追いつく狙いでもあったのだが、ひとっ叩きで退けられてしまった。
「秋に大幅改編は必至。まずは武田鉄矢の交代ですね。フジテレビは6月の株主総会で役員のほとんどが入れ替わり、それを受けた7月の管理職人事でプロデューサー、チーフディレクターもかなり異動になるでしょうから、多くの番組が今のまま続くとは思えません。ましてやボロボロの『サン!シャイン』はねえ……」(前出の編集デスク)
ことによったら打ち切りが検討されるかもしれない。
(コラムニスト・海原かみな)