ヤクザ情婦の濡れ場熱演 有森也実「肌見せ? 問題はありません」

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 ドラマ「東京ラブストーリー」で保育士を演じていた頃を思い出すと、驚くかも知れない。有森也実(45)が今作で演じる早苗はやくざの情婦で、高校生の娘を持つ母親。その肉体で男を操る魔性の女である。愛人の頭をスカートの中に入れてしまったりと、大胆なシーンもあり話題だ。

――監禁をめぐる男女の偏愛を描いたシリーズの8作目。「肌を見せることにも抵抗はなかった」というのは本当ですか?

「その部分に問題があったわけではありません。脚本を読ませてもらったところ、役柄の性格とか、生い立ちとか、細部まで設定されてなかったんですね。それで私なりに膨らませていくうちに、引かれたといいますか……。これまで積み上げてきたものがなければ演じきれない、でもそれらを総動員して向かったら、女優としてステップアップできるんじゃないかと思ったんです」

――とても色っぽく、そして過激で、試写室では男性が目を丸くしていました。

「そうですか? 意識して色っぽくとか、セクシーさを強調しようと思って演じたわけじゃないんですよ。考えていたのは、早苗の天真爛漫(らんまん)なところと、結(前川伶早)を産んで育ててきた母性をどう同居させるか。娘にとって、色っぽかったり、過激だったりしたのが、嫌な母親だったのではないかしら。壁に顔をグイッと押し付けられて、顔が歪むシーンがあるんです。私は変な顔になるから嫌だって言ったんですけど、カメラマンは親指を立て、グーだって。映像で見てみて、ハッとしたのを覚えてます」

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