蛭子能収「ヤクザの襲撃か」と思った麻雀逮捕劇
■1998年11月
テレビ東京系で放送している「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でのコミカルな素顔がウケて、ますます人気上昇中の漫画家・蛭子能収。ボートレースなど大のギャンブル好きは有名で、賭け麻雀で逮捕される騒ぎになったのは98年。
20日午後5時半、仕事を終えた蛭子は8時に娘との夕食の約束の前に時間をつぶそうと、行きつけの新宿のフリー雀荘に立ち寄った。
蛭子はその日好調で、最初の半チャンはトップを取った。蛭子は1000点200円のレートで9000円の勝ちを収め、気を良くしていた。次の半チャンではドラの西をポン。上がれれば満貫の手だ。「今日はついている」と彼は確信したという。
だが、直後、雀荘の入り口からゾロゾロと「ガラの悪い人」が入ってきた。その店はパンチパーマやスキンヘッドの客は断るという方針で客層はサラリーマン中心。蛭子はそんなところも気に入っていたのだが……。
蛭子は日刊ゲンダイ本紙08年11月のインタビューで、当時の様子をこう語った。