コンプレックスだった「陥没乳首」を日光浴させてたら…
コンプレックスといえば中学生時代にもうひとつありました。陥没乳首です。思春期の中学生にとってはそれがとても恥ずかしく、体育の着替えも女子のように教室の隅でコソコソしていました。
陥没乳首が皆にバレたらもう住む土地を変え、偽名で暮らそうと思っていたくらいです。今では少し隆起していますが、中学生の頃は肥満児だったので乳首が周りの肉の高層化に追いつけず、都会のビルの間の民家のように埋もれていました。
太陽に当たることも少ないので、頭の悪い子供ながら、何となく気を使って、定期的に家のベランダに出て周りの肉からかき分けた乳首を日光に当てていました。
■「あなたもオッパイ乾かしてるの?」
乳首日光浴をしていたある日、たまたまベランダの下を、当時ではよくいらっしゃった、逆ガンキャノンのような、両乳を放り出し肩にかけた近所のおばあちゃんが通りながら「ケンちゃん、あんたもオッパイ乾かしてるの?」と聞いてきたので、思わず「はい!」と答えたら、「時間帯に気をつけてよ! こないだ昼12時ぐらいにティーダ(沖縄方言で太陽)に当てたら、日焼けが痛くて公園の井戸水につけて冷やすことになったさー!」と、その事実を、井戸水を飲料水として利用している住民に伝えたらパニックを起こすであろう発言が飛び出しました。