AV女優のギャラは世の景気に比例する…最高額は小林ひとみか、夕樹舞子か、及川奈央か?
すっかり下火になってしまったアダルトビデオ。その潮目の変化はいつ頃だったのか。AV女優のギャラ事情はどう変わったのか──。
AV業界の黄金期は1986年末からとされる。あのバブル期と同時代だ。日本中が好景気に沸く中で世に出たAV女優といえば、新田恵美、小林ひとみ、沙羅樹、黒木香、かわいさとみ、沙也加、豊丸、葉山レイコ、林由美香、樹まり子、工藤ひとみ、桜樹ルイ、朝岡実嶺ら、懐かしい名前がズラリと並ぶ……。
忘れてはならないのが“AVの帝王”こと、村西とおる監督だ。監督は、湯水のごとく使われた金を例えるのに、度々「壊れたキャッシュディスペンサー」という言葉を使っているが、バブル期のご自身がまさにソレだった。出演するAV女優に、相場の5倍近いギャラを支払い、ハワイロケでは金に物を言わせ、空中〇〇を撮影しようと飛行機をチャーター。女優へのプレゼントといえばダイヤモンドからリムジンまで。金に糸目はつけない代わりに、1本撮れば売り上げは1億円。次々とヒット作を出したから、入金も湯水のごとし。挙げ句、衛星事業に手を出し、抱えた借金は50億円というのだからスケールがデカい。これもバブル期だからの神話だ。