著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

経口投与に代わる試み HIV治療は「レーザー投薬」が最先端

公開日: 更新日:

 現在は経口投与されているHIV治療薬を、もっと効果的に体内の必要な場所に投薬するために「レーザーを使う」という最先端の試みが発表され、話題になっています。この方法がHIV治癒の決め手になるかもしれないからです。

 TEDカンファレンス(あらゆるジャンルの第一線のスピーカーが参加する世界規模の講演会)の最新のビデオ配信によれば、この研究を行っているのは南アフリカのレーザー・サイエンティストとして知られるペーシェンス・ムタンジさん。

 薬の経口摂取は現在のところ最も簡便で効果的な方法ですが、胃腸など内臓を経由している間に希釈されます。特に、血液中のHIVウイルスを減らし、CD4細胞を増やす働きがある抗HIV薬は、経口投与の際の強い副作用以上に、HIVウイルスが隠れている体内のリザーバー(貯蓄部位)に届くまでに、大幅に希釈されてしまうという問題があります。

 リザーバーはリンパ節、神経系、肺などにあり、抗HIV薬を投与している間はウイルスは眠っていますが、投与を中止すると再び新たな血液中の細胞に感染する可能性があるといわれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!