危険度は色で判断 今すぐ病院へ行くべき「血便」とは

公開日: 更新日:

「潰瘍性大腸炎は免疫機能が大腸を攻撃する病気で、便の回数が増え、出血や下痢が症状です。難病指定を受けていて完治は難しいですが、薬物治療で症状の出ない状態を保つことができます。QOL(生活の質)を高める意味でも、専門医の診察・治療が求められるのです」

 3つのタイプの血便を挙げたが、原因となる疾患の中で最も注意が必要なのは、言うまでもなく大腸がんだ。よくありがちなのが、「血便=真っ赤」という勘違い。前出の通り、大腸がんの血便は赤黒く、一見、分からないものも少なくない。

 また、痔を長く患っているために、便に血が混じっていても“いつものやつ”と自己判断してしまい、検査を受けずにいるケースもご用心。結果的に手遅れになりかねない。

「大腸がんは、家系に大腸がん患者がいる人、良性腫瘍の『腺腫』が過去にできた人、潰瘍性大腸炎を患っている人は、そうでない人に比べて発症リスクが高い。血便がなくても、大腸内視鏡検査を数年に1回受けてほしい。大腸がんのサインである血便があればなおさらです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も