命を脅かすことも…間違いだらけの「心不全治療」

公開日: 更新日:

 たとえば、PCPSは地方では実施例が極端に少ない。強心薬を慢性的に投与されている患者もいる。1年間に2回以上心不全の入院を繰り返していても「このままでは命の危険がある」と医師がしっかり説明していないうえ、補助人工心臓を扱う病院がまだまだ少ない事情もあり、患者や家族は「では、様子を見ます」となってしまう。

「1年に2回以上の入院患者の場合、強心薬の治療だけでは1年間で半分ほど亡くなっています。一方、補助人工心臓で8割が生存している。この差は非常に大きい」

 正しい知識こそが、自分の身を守る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」