ピップ「テーピングハサミ」
きつく巻いたテーピングは肌との間に隙がなくテーピングを切る際、ハサミの先が肌に刺さりそうになる。今回は、その不安を軽減するテーピング用ハサミを試してみた。貼るタイプの包帯や緊急時の衣服カットにも適しているとうたっている。
使ってみた第一印象は、まず、テープと肌の隙間に刃先が入りづらいこと。安全性を重視した丸い刃先が原因と思われる。刃先の先に小さい突起をつけ、滑り込ませる工夫はされているのだが、残念ながらそれも丸みを帯びているので隙間への入りづらさは解消されていない。
しかし切れ味は確かなもの。テーピングのテープは粘着剤がハサミに付いて切りにくくなることが多いが、フッ素コーティングされた刃はベタベタしない。しかもステンレスの刃が波形に加工されているせいか、刃渡りの根元から刃先まで同じ力で軽く切れるように感じた。
刃が、くの字に曲がっていることで刃をまっすぐに入れても手に角度がつき、切りやすいのもいい。★★(3つが満点)