お年寄りの汗は上半身でたくさんかき、しょっぱい

公開日: 更新日:

 汗の季節がやってきましたが、ひざから足首までの部分に汗をかいていますか? 

 いきなり妙なことを聞くようですが、実はこれ、あなたが肉体的にお年寄りか否かを知る目安のひとつなのです。お年寄りと若い人とでは汗のかき方が違います。

 お年寄りは汗をかくまでの時間が長く、汗をかき始めてからその量が増えるのに時間がかかることが知られています。

 もうひとつの違いは、どの部分の汗がよく出るか? です。気温の高い場所でお年寄りと若者の汗のかき方を比べてみると、汗をかく量が最も違っていたのは、ひざから足首までの下腿です。次に差が大きかったのは背中やお腹で、前腕部はほとんど差がないことが報告されています。

 つまり、上半身でたくさん汗をかき、下腿に汗をかかなくなった人はお年寄りというわけです。

■男性70歳、女性80歳頃に変化

 では、前腕部の汗のかき方が若者と比べて違いが出てくるのはいつからでしょうか? それはおおむね男性で70歳、女性で80歳といわれています。汗は体温調節をする機能がありますから、この年齢になると、高齢者は体温調節をする機能が大幅に低下してくる。つまり、熱がこもり熱中症になりやすくなるというわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…