麻央さん乳がん闘病に学ぶ 検診で押さえるべきポイント
「高濃度や不均一高濃度の場合、マンモでは、進行がんであっても見つかりにくく、超音波検査が必要になります」(濱岡医師)
乳腺専門医であれば、マンモの写真から「高濃度」や「不均一高濃度」がわかる。自分の乳腺濃度を指摘してもらい、乳腺濃度によっては超音波を追加する選択肢を考えておいた方がいい。
乳がん検診の場合、その報告書には「腫瘍」「石灰化」「随伴するその他の所見(局所的非対称性陰影や構築の乱れなど)」といった項目はあるが、乳腺濃度について記述する箇所はない。
そのため、自分から「乳腺濃度はどうでしたか?」と医師に尋ねなければ、情報がもたらされない可能性がある。
せっかく乳がん検診を受けるのだから、肝心な情報を知らされないまま終わることは避けたい。