耳鳴りを感じたらすぐ受診 チェックしたい「間違った治療」

公開日: 更新日:

「耳鳴り」は、ひどくなると生活の質(QOL)を著しく落とす。記者も先日、人生初の耳鳴りを経験。「このままどうなるだろう」という不安にさいなまれた。

 記者が左耳の「ゴォー」という耳鳴りに気付いたのは、昨年末。「耳鳴りかも」と意識してからは、気になって仕方がなくなった。特に気になったのは夜、布団に入ってから。静かなので耳鳴りに意識がいき、眠れない。幸いにも2日で治まったが、想像以上につらかった。

「耳鳴りを感じたら、すぐ受診すべき」

 こう言うのは、慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科講師の神崎晶医師。まれに重篤な病気の症状として耳鳴りが出てくることもあるからだ。耳鳴りの生じ方によっては、MRI検査を行う。

 とはいえ、ほとんどの耳鳴りは命に別条がない。しかし、記者が経験したように、耳鳴りは本人にとっては非常につらい。実は耳鳴りのガイドラインが初めてできたのは、2019年のこと。エビデンスに基づいた耳鳴りの治療を行っている医療機関は少なく、適切な治療が行われていない人が少なくなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭