マジシャン矢神潤さんは白血病など4回の命の危機を乗り越えた
あとは集中できることを見つけ、病気のことを考えないようにする。また特に大事なのは、人と話して笑うことです。笑うと免疫力が上がるといわれています。落ち込むと声を出さなくなってしまいます。なので、声を出すこと、笑うことです。さらに「病気は治って当たり前」の気持ちで治ってからのことを考えるようにしました。たとえば、僕は生モノが禁止だったので、「治ったらお寿司を吐くくらいまで食ってやる!」と思っていました(笑)。
このように気持ちを前に向かせることによって、僕は病気を克服することができました。でも、もちろん家族や仲間にもたくさん助けていただきました。本当に感謝しています。特に妻には凄く助けられました。
現在の活動ですが、難病は治ることはないので、うまく付き合いながらマジシャンを続けています。全国各地でマジックショーをして、皆さんに笑顔を届けています。また、最近では僕の病気の経験を基に、命の大切さや病気になった時の心の持ち方、前を向かせる方法などをお話しさせていただく講演家としても活動しています。
マジックショーをして皆さんが笑顔になってくれると僕も元気になれます! 僕にとってマジックは最高の薬だと思っています。