【「怯え」は安全弁】周囲から恨みや妬みを買って「モノノケ」に悩んでいた藤原道長
平安期における藤原氏全盛の立役者といえば、藤原道長である。「この世をば我が世とぞ思ふ」彼が、しかし、〈モノノケ〉に悩まされていたと聞けば、少々意外に思われるかもしれない。
「もののけの日本史」(小山聡子著)によると、彼が〈モノノケによってしばしば錯乱状態に陥っていたことは…
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