石川県で頻発する地震は「北陸大地震」の予兆か? 専門家も“内陸直下型”を警戒
周囲に火山がない場所でこれだけの変化が観測されるのは珍しいことだ。
石川県の地盤の変動も「太平洋プレート」の活発な動きが影響している。「太平洋プレート」の動きを受けて、「ユーラシアプレート」と「北米プレート」が、北陸周辺で押し合っているという。
「いま石川県で起きていることは、内陸直下型の大規模地震が発生する前段階の可能性があります。1891年に起きた“濃尾地震”と同様の地震が起きる恐れがある。濃尾地震は、福井~岐阜~名古屋を襲ったマグニチュード8.0の大地震でした。観測史上、最大級の内陸直下型の地震です。活断層が動いて起きた。家屋の倒壊率は80~100%でした。海溝型地震だと家屋の倒壊は少ないのですが、内陸直下型は被害が大きい。阪神・淡路大震災も内陸直下型でした。しかも、能登半島は地滑りが起きやすい地域なので非常に心配です」(高橋学氏)
日本列島は、いつ、どこで地震が発生してもおかしくない。警戒と備えは怠らない方がいい。