8.18は「ハイエイトチョコの日」フルタ製菓はなぜチョコをメガネと“合体”させた?
8月18日は「ハイエイトチョコの日」。大阪市生野区に本社を置くフルタ製菓の看板商品だ。
ハイエイトと聞いてもピンとこない人も、あのメガネ型のブリスターパック(錠剤包装)を見れば思い出してもらえるだろう。
でもなぜ、あのチョコはメガネと合体したのだろうか?
「この商品に入っているカラフルなチョコは、シュガーコートチョコ(=糖衣チョコ)といいます。これは1960年前後に日本に入ってきた新技術。有名なのは筒の容器のあのチョコ(明治マーブルチョコ=編集部注)ですが、弊社も同時期に機械を設備して商品化しました。当初は袋に入れて販売しましたが、規模の小さいフルタ製菓は大手にはかないません。販売不振の中、経営陣が『このままではせっかくの新技術と新しい機械が埋もれてしまう』と知恵を出し合った結果、当時はやっていた変身ヒーロー、また大人に憧れる子供の変身願望=メガネに着眼しました」(同社・企画開発部の担当者)
ハイエイトチョコの発売は1967年。同年にメガネ(ウルトラアイ)で変身する「ウルトラセブン」が放送を開始している。