「顕正会」(後編)しつこい勧誘について行ったら…約4時間のビデオと講話で入信させられた
「もうここまで来たんだから入信しちゃいましょうよ。うちは統一教会みたいに壺を売ってお金を取ったりしませんから」
面倒くさくなり、入信届にサインをした。
「じゃあ、いまから別室で入信勤行ですよ」
まだやるのかよ……。
その日入信させられたとおぼしき10人ほどと一緒に「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」と唱える。南米系やインド系の外国人が何人もいる。みんな、ここがどんな宗教かわかっているのだろうか。
その後、オッサンは以前より頻繁に家にやって来るようになった。「○○大会がありますよ」「財務(お布施)のご案内ですよ」「顕正新聞を購読しませんか」といった調子だ。お金は取らないと言っていたのに。
実は筆者のアパートの隣の住人は創価学会信者だ。その住人が選挙の直前に、公明党候補に投票するよう頼みに来た。公選法で禁じられている“事前運動”だ。この学会信者に「僕のところに顕正会というのが来るのだけど、どういう団体か知ってますか?」と尋ねてみた。