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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

「オミクロン系ワクチン」は急いで打つ必要なし 11月以降の接種で感染予防にもなる

公開日: 更新日:
重症化防止だけでなく感染予防も(C)共同通信社

 オミクロン株ワクチンの接種が始まった。患者さんから「どうすればいいでしょうか」と聞かれることが増えた。

 私は「複数回の接種を終えているのであれば、急いで打つ必要はない」と答えることにしている。それは、どうせ打つなら、重症化だけでなく、感染も予防したいからだ。

 コ… 

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