リサイクルショップでゲットした8ドルの「ピカソの皿」 オークションでの落札価格にびっくり!
米ニューヨークに住む女性がリサイクルショップで、20世紀の巨匠、パブロ・ピカソが制作した4枚組の皿をわずか8ドル弱(約1150円)で購入し、話題になっている。
部屋に飾る装飾品をリサイクルショップで探すのが趣味のナンシー・キャバリエールさん(36)は先日、行きつけの店で人間の顔を抽象化したような絵が描かれた4枚の陶磁器の皿を見つけた。
価格は7ドル96セント。「普段使いにいいかも」と思い購入を決め、裏返してみると「PICASSO」の文字が(写真右)。
「まさか……」「そもそもピカソって陶器の制作してたっけ?」などと思いつつ、ドキドキしながら皿を購入。自宅に戻って早速、ネットで調べてみると、確かにピカソは1947~71年の間に633種類もの陶磁器のデザインをしていた。
ナンシーさんはニューヨークの複数のオークションハウスに皿の鑑定を依頼したところ、まぎれもなくピカソの真作で、競売にかけた際の予想落札価格は1枚3000~5000ドルという結果。
そして実際に競売にかけると、それぞれ予想価格をはるかに上回る額の1.2万~1.6万ドル(約170万~230万円)で落札された! 思わぬ幸運に見舞われたナンシーさん、売却益を投資に回し、今後もリサイクルショップ巡りを続けるという。