ベルギーで米軍人墓地の遺骨の身元が79年ぶりに判明! 来年初めにも故郷で埋葬へ
ベルギーの米軍人墓地に埋葬されていた身元不明の遺骨が、第2次世界大戦中にドイツでの戦闘中に行方不明になった戦車長のものであることが79年ぶりに確認され、注目を集めている。
米国防総省の戦争捕虜・行方不明者調査局(DPAA)によると、身元が確認されたのは、米陸軍第3機甲師団第32戦車連隊所属のジーン・F・ウォーカー少尉。ウォーカー少尉はM4戦車シャーマンの戦車長として1944年11月、西部ケルン郊外ヒュッヘルンで戦闘中に、ドイツ軍の88ミリ対戦車砲弾の直撃を受けた。
部下たちは車外に逃れて助かったが、ウォーカー少尉は出てこなかった。戦闘が激しかったため救出できず、「即死したと推定される」と発表された。
戦後、48年9月にウォーカー少尉の捜索が行われたが、発見されなかった。しかし、その後の調査で、44年12月にヒュッヘルンで黒焦げになった戦車から遺体が収容され、遺骨がベルギーのオンブールにあるアンリシャペル米軍人墓地に埋葬されていたことが判明。
2021年に遺骨が掘り起こされ、陸軍検視システムの科学者らがミトコンドリアDNAを使用するなどして、遺骨がウォーカー少尉のものであることを確認したという。
遺骨は来年初めに故郷のカリフォルニア州サンディエゴに埋葬される予定だ。
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