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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

「ノアール」vs「オレオ」一口サイズのクッキーの大きさや甘さを比較

公開日: 更新日:

 今や物価高で、コンビニに並ぶお菓子のサイズは小さめが当たり前になってしまいました。

 それはそれは、もう本当に頭にきて、しばらくうちではお菓子を禁止しました。

 ネガティブな情報はポジティブな情報より長期間、消費者の心に残りやすいという研究結果(Fiske,S.T.1980;Oden&Anderson1971)があります。芸能人はなかなか無理ですが、お菓子メーカーの場合、小さくなった悪い印象をパッケージやCMなどでリブランディングして変えることもできるようです。

 カルビーなどは、2020年、在宅ワーク用で自宅の机の上に立てるスタンドパックで、チャックの1人用サイズ、お供しますという意味の「otomo pack(オトモパック)」を販売しました。

 それに、ヤマザキビスケットの「ノアールミニ」などは「ひとくちサイズ」とパッケージに明記してあります。ナビスコの「OREO(オレオ)」も1食分の目安=6枚とパッケージに書いてあります。

 確かに、お菓子の食べ過ぎは太るのでよくないです。小さめのパッケージ入りのお菓子は、食べ過ぎ抑制に良い面もあるかもしれません。パッケージのメッセージからまんまとそんな気になってきました。

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