え、“外資”預金?「おいしい話」には必ず裏がある…金融知識を身につけないと
「20年間で2倍になるんだってよ」
近所のオバチャンがいきなり話しかけてきた。どうやら知り合いに勧められて、“ある金融商品”を検討しているのだという。
「郵便貯金してても、全然増えないのよ。もういっそのこと、そっちにしようかなと思って……」
よく聞く「あるある話」だ。そこで、詳しく聞いてみると“外資預金”を考えているのだという。
「外資預金?」
いったいなんだそれは? 外資系金融機関が募集している預金のことか? ただ、実際には「外貨預金」のことらしい。この辺を勘違いしているあたり、かなり怪しい雲行きだ。
詳細を聞いてみると、「一時払い終身保険」を検討しているのだという。
「なんだ、保険じゃねぇか……」
もちろん、この手の商品は「貯蓄性が高い」といわれている。最初は一括でまとまったお金を払い、死亡したときに保険金がもらえる仕組み。受取人を指定できるので、相続税対策にもなる、というシロモノだ。