心臓移植の友達に贈った子羊が競りで420万円に!全米中が注目
米ウィスコンシン州で、心臓移植が必要な少女を助けようとする友達の親切と地域の人々の支援が話題になっている。
同州に住むレクシー・アンダーソンさん(12)は昨年12月、バスケットボールをしている際に意識を失った後、心臓移植が必要な病気「拘束性心筋症」と診断され、移植リストに載せられた。
今年7月、同州ライスレイクで開催された「バロン郡フェア」の競売に、レクシーさんは自身が育てた羊を出品しようとした。販売益を医療費の一部に充てようと思ったのだが、残念ながら基準を満たさなかったため、出品できなかった。
それを知った友達のホリー・ハーグレイブさん(13)と姉のハティーさん(15)は、競売に出品できる自分たちの子羊をレクシーさんにプレゼント。
7月20日に行われた競売では、このいきさつがアナウンスされ、競りがヒートアップ。羊を落札するたび、落札者がお金と羊をレクシーさんに寄付(返却)し、レクシーさんが再び競売にかける、というプロセスが4回も繰り返され、通常700~1000ドルほどの子羊の競売で、最終的には計2万7412ドル(約420万円)がレクシーさんに寄付された。
この心温まる話は米誌ピープル(10月26日付電子版)で紹介され、改めて全米の注目を集めている。ドナーはまだ見つかっておらず、移植は未定だ。