東京・湯島に「ベトナム系の店が急増」商店会会長が語る“夜の歓楽街事情”
そうしたスナックビルで働いていた女性は当初は韓国系が多く、その後、「中国、フィリピン、ロシアなど、いつの間にか多国籍の女性が集まるようになった」と中村会長が続ける。
「ですが、コロナ禍前後から、街でベトナム料理屋の看板などを見かけるようになり、ベトナム人女性らが働く店も増えてきました。コミュニティーが出来上がっていて、そうしたコミュニティー同士でいざこざも起きています。今のところ地元の日本人に被害はありませんが、商店会では町会、警察などとともに、月に2、3回環境浄化パトロールも行っています」
在日ベトナム人の数は23年末現在で約56万人と中国人に次いで多く、その数に比例するかのようにベトナム人絡みの犯罪も増加している。中村会長は「(警察とも協力しながら)普通の人が飲食しやすい街にしたい」と話している。