米バージニア州で起きた優しい奇跡…42年前のランチボックスには懐かしい母の字が
米バージニア州ロアノークのフェアビュー小学校で先日、配管工が作業中に、配管スペースで1980年代のものとみられるランチボックスを発見した。
発見されたのは、アメコミの主人公でオレンジ色の猫「ヒースクリフ」が描かれたランチボックスや、「40年以上たっているのに、まだココアの香りが残っている」魔法瓶など。
ボックスの内側には「トレーシー・ドレイン」という持ち主の名前、「30号室 カリー先生」という担任教師やクラスの情報が記された手書きのタグが張られていた。
同小を管轄するロアノーク公立学校区は、ランチボックスを持ち主に返したいと考え、フェイスブックに写真を投稿し、情報提供を呼びかけたところ……すぐにトレーシーさんと連絡がつき、12月10日にランチボックスが本人に返還された。
トレーシーさんによると、1982年、小学4年生の時になくしたものだという。42年ぶりにランチボックスと再会したトレーシーさんは地元テレビにこう語った。
「驚きです。実を言うとなくしたのを覚えていないのですが、母の字が残っているのがうれしいですね。これは大切にします」