「危ない!」氷の湖に転落した男性を間一髪で救う…米NY州28歳女性の行動に全米が注目
米ニューヨーク州サフォーク郡に住むケイラ・マソットさん(28)が、ある男性を救助した際の行動が注目を集めている。
昨年12月26日、同郡マスティックビーチにある自宅の窓から外を見ていたケイラさんは、すぐ近くの凍結した湖にジェットスキーに乗った男性が進入してきたのに気がついた。「危ない!」と思った次の瞬間、男性は転倒し、湖面の氷が割れてその中に転落した。
ケイラさんは、すぐに大型のパドルボードを担いで湖に走っていき、ボードを氷の上で巧みに滑らせながら男性が落ちた近くまでたどり着いた。そしてボードの上に低体温症で動けなくなった男性を乗せ、岸辺にいた他の人々がロープで引き寄せ、男性を救出。救急車で病院に緊急搬送された。
ケイラさんの迅速で勇敢な行動が、間一髪で男性を凍死から救った。男性は無事に回復し、後日、ケイラさんと会い、「自分は死ぬのだと思いました。心から感謝しています」などと深い感謝の気持ちを伝えたそうだ。
サフォーク郡は30日、ケイラさんの行動を表彰。写真はその際のひとコマで、同郡消防局のフェイスブックに掲載された。
パドルボードは空気注入型で冬場は空気を抜いておくのだが、この時はまだだったというから奇跡的だ。「適切なタイミングで、適切な場所にいました」とケイラさんは謙虚に語った。