芝刈り機に超猛毒のヘビが! 豪シドニー郊外で大騒動も、わずか90秒で駆除したプロの仕事ぶりが話題
オーストラリア・シドニー郊外のブルーマウンテンズに住む男性が昨年12月30日、自宅の庭に置きっぱなしにしていた芝刈り機の中に非常に危険なヘビが隠れているのに気がついた。発見したのは「イースタンブラウンスネーク」。「世界で2番目に毒性が強いヘビ」として知られる超猛毒のヘビだ。
通報を受けてプロのスネークハンター、トロイ・ホベンデンさんが現場に駆けつけた。トロイさんはシンプルなヘビ取り棒を駆使して、芝刈り機からヘビを引き出し、捕獲網に入れて駆除に成功。かかった時間はわずか90秒足らずだった。
その様子は動画に撮影され、トロイさんが経営する会社「レプタイル・ブローク(爬虫類おじさん)」のフェイスブックで公開され、鮮やかな手腕が話題になっている。写真はそのひとコマだ。
イースタンブラウンスネークはオーストラリアでは比較的一般的なヘビ。噛まれると極めて危険だが、おとなしい性格で、攻撃されない限り、人を噛むことはめったにない。また抗毒素がすでに存在しており、噛まれた場合でも多くの命が救われているという。
ちなみに「世界で最も毒性が強いヘビ」は、やはりオーストラリアの「ナイリクタイパン」。その毒の強さはキングコブラの約50倍、ニホンマムシの約800倍にも達するそうだ。