開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在
「姉妹校の渋渋(渋谷教育学園渋谷)の存在も魅力」と塾経営者。今春から筑波大生になる悠仁さまが一時、目指していたことでも知られる。渋渋の最大のアドバンテージは東大推薦入試で無類の強さを発揮している点だ。
推薦制度が始まった16年以降、毎年コンスタントに合格者を輩出。今年も全校トップの3人の合格者を出している。なお昨年、渋渋とともに3人の合格者を出した開成は0人だった。「今後は渋渋のノウハウが渋幕でも生かされる。開成との距離はさらに縮まる」と塾経営者は見ている。
開成の東大合格トップは今年も揺るがないと予想されているが、「金属疲労が起こっている」(学校関係者)とも。盛者必衰は世の常といえそうだ。
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