(1)50代以降は「5年ごとに収入100万円減」の現実…どんな対策が有効か?
勝俣さんは、この平均の数字を見ていないから、対策もとらずに、自分の能力がなくなったせいだと落胆するばかりなのです。
かくいう私も、50代後半で給与は下がり、さらにもっと下がることを覚悟して、今のうちに家賃もファミレスもお酒の種類もワンランク下げました。つまり年間100万円(月8.3万円)の収入が減るので、100万円分の支出を減らす必要があります。例えば、家賃が3万円安くなるところに引っ越す、車を手放して駐車場代やガソリン代を3万円分、通信費1万円、外食・交際費に衣類などを1.3万円分減らすなどです。
家計調査(総務省、2024年)の支出を見ると、50代後半が35万1406円で、60代前半は31万2330円。4万円弱しか減らせていません。
■家賃や自動車で節約し「ハッピーアワー」で楽しむ
勝俣さんは、節約のため安い居酒屋に替えました。でも、愚痴を聞いてくれる同僚を探しては、会社の帰りに飲む回数が増えました。
どうしてもやめられないなら、ハッピーアワーで、とことん安く飲むことです。ガストはビールが264円(税別)から。ジョナサンはビール299円(税別)です。でも、平日、夕方6時までなので、5時に入店して、がぶ飲みしなければなりませんね。
夕方7時まで実施しているのは、やきとり家すみれ(ビール300円・同)や英国風パブHUB(カクテル・ハイボール・ソフトドリンクが30%オフ)があります。
ビールの泡(アワ)をハッピーに浴びて、ハッピーアワー(泡)を有効活用してください。